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中央アジア、タクラマカン砂漠の東端、ロブ・ノールとよぶ大きな湖の畔にかって楼蘭というオアシス都市が栄えた。紀元前後の数世紀を通 じてシルクロードの最も重要な中継都市であった楼蘭には、東方の絹や茶、西方のガラス製品などを満載したラクダのキャラバンがきびつを接し、中国、インド、イラン、ギリシャなど東西世界の文明がこの地に花開いた。 ![]() それから数世紀、ロブ湖に注ぐタリム河の河筋の変化につれて、湖はその位置を数百キロ南に移し、シルクロードも又その道筋を変えて楼蘭を離れた。 千数百年の時が流れ、20世紀初頭、流砂に埋れた楼蘭の遺跡は探検家の手によって再び発見された。仏教寺院の壁画には仏教の天人、キリスト教の天使、そしてギリシャの神々が舞い、発掘された若き楼蘭王女の口元には、十世紀を超えてなおたおやかな微笑がただよっていたという。 ちなみに楼蘭王国は、魏志倭人伝に見える女王卑弥呼の邪馬台国と同じ頃、現在の中国新疆ウイグル自治区内、北緯40度東経90度のあたりに栄えた都市国家であった。 ![]() |
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